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 YARD Coffee House 竣工写真の撮影


 

3th Nov 2023

Blog VOL.001

 

FROM HIKE 

デンマーク静かに夏が終わる頃

静岡県・伊東市にてOA機器の販売・システム開発・サポートまで行う会社〈北村ジムキ〉の

内装改修計画。

計画地は店舗兼住宅2階建ての1階部分にあたる、間口に対して奥行きのある約200㎡の長方形の空間である。

クライアントから求められたのは、事務作業を行うワークスペース、機器のメンテナンスを行うフリースペース、会議を行うミーティングルーム、備品や資材を収納する倉庫、軽い打ち合わせ等を行うカウンターといった機能的な要望のみ。昨今のオフィス設計にしばしば求められるホスピタリティとは反するミニマムな要望である。
それらの要望に対し、オフィス然とした機能的でありながらも居心地が良く、時間の変化を感じることができる空間を考えた。

空間の構成は、カラーガラスによって各機能を緩やかに分節しながらも視覚的には繋がっている大きなワンルームの空間とし、壁のない改修前の構成を踏襲し使い勝手に配慮した。空間を最も特徴づけているガラスパーテーションは機能を分けるように規律を持って配置。ワンルームの大きな空間をスケールダウンし居心地の良さと作業へ集中できる空間を作り出すと共に、大きな窓から入ってくる光や木々といった環境を映し出し、時間の変顔感じることができるファクターとして計画した。

建物前の道路に対して全面ガラスのあるエントランススペースには軽い打ち合わせや作業が行えるコンクリートのカウンターを配置、外部と地続きである床面の視線を一旦切ることで、カウンターとしての機能だけでなく空間の堰として外部と内部の「間」をつくる役割を担い、居心地の良さにも配慮している。

マテリアルについてはコンクリート、ガラス、スチール、いったインダストリアルなものと相性が良いものに絞り選択。既存の天井を剥がして現れた鉄骨造のフレームもオフィス機器との相性も良く、塗装してそのまま空間に取り入れた。